
こんな機会なので、久しぶりに一度12展を振り返るのもいいかと…..
エクラン先生が作ってくれていた動画をYouTubeにアップしてみたよ。
12展――写真ブロガーたちの集い
「12展」といえば、もともとは写真ブロガーの忘年会として始まったものである。Photoshopを得意とするリアルグラフィカさんが中心となってはじまった。
リアルグラフィカさん。彼がフォトサイケデリコさんと私を誘い、3人でスタートしたのが始まりだ。きっかけは、リアルグラフィカさんを私が「お茶でもしませんか?」と気軽に声をかけたこと。「人ってこんなに安易に誘っていいんだ….」と当時思ったというのが彼の言葉だった。そして彼は、「有名になる」という目標を掲げ、多くのプロを巻き込み、大規模な写真イベントを開催したというわけ。
結果として、「12展」は大盛況に終わり、彼は多くの写真家たちに知ってもらうことができた。文化祭のような準備期間、前日の徹夜作業、当日の熱気。それが何よりも懐かしくとても楽しかった。終わった後も、気持ちは冷めやらず、当時のギャラリーバー「スペースターボ」に思わず足を運ぶと、そこには同じ熱を持った仲間が毎日のように必ずいて、深夜遅くまで写真や写真展の話で盛り上がったものだ。
今振り返れば、なぜあれほど盛り上がったのか、なぜあそこまで熱くなれたのか、その理由ははっきりとはわからない。しかし、それから15年が経ち、東京開催が大阪開催に変わり、幹事が受け継がれてきた。リアルグラフィカさんからサイケデリコさんへ、サイケデリコさんからりんさんへとバトンが渡されていった。
長く続けば、さまざまなことがある。展示会の内で恋愛や結婚などのエピソードもあったようだが、私には詳しいことはわからない。そして、私が担当したのは「12展」ではなく、スピンオフイベントとしての「ooxo祭り」。何度か「そろそろ終わりにしようか」という話も出た12展ではあったが、私は続けたかった。毎年、仲間たちの顔を見て、「また1年経ったんだな」と実感し、写真という共通のつながりを持つ仲間と過ごす時間を1回でも多く味わいたかったからだ。
結局最後は疎遠になりつつ、エクラン先生にも会えずじまいで終わってしまったわけだが。
今は、PASHA STYLEやHASEOさんと、それとは違った形ではあるが写真展示を続けているが、やはり原点はここにあるのだと思う。
あの時の熱気と正しさが、今の自分にも息づいているのだ。
2009〜2011年
2010年 short ver.
2012年
ooxo祭 2013年〜