「静寂の種」音の不自然にふと気づく当たり前だった風の音があまりに静かだ声は水に溶け遠ざかるのは音と温もりいつしか強靭な壁が私を覆い尽くし静寂の世界を作りだす音の...

黄昏（たそがれ）：終わりが近づき、次の段階に移行するような雰囲気 水鏡の紫陽花 静かな水面に揺られながら
紫陽花はゆっくり沈んでいく
かつて鮮やかだった色は
冷...

凍える風が、裸の枝を撫でるかつては、燃えるような陽光に輝き熱い情熱で芽吹いた命の木も今や、雪に覆われた静寂の中で一度冷えた心の如く、再び温もりを取り戻すことはな...